お酒の飲みすぎ・アルコールの過剰摂取は生活習慣病を呼ぶ

アルコールの過剰摂取も生活習慣病の原因としてよく知られていますね。アルコールが体内に入ると、肝臓で分解されその結果アセトアルデヒドという有害物質が発生します。この発生したアセトアルデヒドの無害化も肝臓が行うため、アルコールの分解のためには肝臓が二工程担当することになり、アルコールを飲み過ぎると肝臓に大きな負担がかかってしまいます。

 

また、肝臓の働きによってアセトアルデヒドが発生するわけで、このアセトアルデヒドの毒性に肝臓自体が晒されやすいというのも肝障害を発生させやすい原因となっています。実際に、アルコール過剰摂取によって発生する障害は肝臓関連の障害に集中しています。具体的にはアルコール性肝炎、肝硬変、肝臓がんなどの発症率が有意に上昇します。

 

さらにアルコールには強い依存性があります。アルコール依存症患者は時折考えられないようなアルコールに対する接し方――例えば、職場で隠れて飲酒するなど――をしますが、これはアルコールの強い依存性によるものです。一部の酒飲みがこれだけ周知されても未だに飲酒運転の危険性を異様なまでに軽視しているのも依存症によるものです。

 

アルコール依存症は極めて持続性が強いことで知られており、治療が非常に困難です。例えば持続性が低い依存症としてカフェイン中毒があります。カフェインは飲み過ぎると中毒を起こし、また依存性も有しますが、長くとも2〜3日完全にカフェイン断ちさせれば依存症は完全に回復します。しかしアルコールは一年完全に断たせても再発の危険性があり、一生涯続けていかなければならないのです。